ムラヤマが手がける空間には様々な形がありますが、どんな業務であっても、それぞれ専門性を持った多くの社員と、お客様や協力会社とのチームプレーのもとで業務を遂行していきます。
私たちの業務は、お客様の「想い」を正しくつかみ、ムラヤマがどんな価値を提供できるかを考えることから始まります。営業および制作担当者やデザイナーなどの専門部署の担当者が力を合わせ、問題解決を試み、お客様の「想い」に沿った提案を進めていきます。また、常にプラスアルファのニーズをも掘りおこし、提案を行っていきます。
「想い」を共有できると、受注を視野に入れた具体的な動きが始まります。与件としての会期、内容、予算等に合わせてプランニングに入り、お客様とのより密なコミュニケーションも始まります。そして、見積りや工程案へと落とし込んでいき準備を整えると、いよいよプレゼンテーションや入札の日を迎えます。魅力的なプランをご提案でき、お客様と価値を共有できれば、契約~受注となります。
受注が決定したら、お客様と打ち合わせを重ねプランの細部を詰めていきます。展示会やイベントであれば、ブースのデザイン、プロモーション手法、ステージでの演出計画、クロスメディア計画、運営計画、環境配慮のための施策と、受注内容によって異なりますが、決めていくことは無数にあります。協力会社との連携や内容の打ち合わせも同時に進めていきます。最適なネットワークを活用しゴールのイメージを共有し、チームで「想いの実現」を具体的にしていきます。
コミュニケーションを経て計画の詳細が決定すると、実施に向けた製作が始まります。社内と協力会社の担当者が集まって行うオールスタッフミーティング等を経て、計画に沿って適切な予算管理の下で発注を進めていきます。必要があれば主催者や官公庁との折衝、許認可申請代行なども私たちの業務となります。その他、会期やオープンに向けたWEBや印刷物、広報アイテム制作などを請け負うケースもあります。造作物が仕上がってきたらチェック・検収を行い、開催に備えます。
製作発注が済み、仕様書が確定し造作物などが整うと、いよいよ実際の会場での設営へと進んでいきます。様々な協力会社の方々と力を合わせ、一つの空間を創り上げていきます。ここで大事な仕事は安全衛生管理になります。タイトなスケジュールであっても安全面などにしっかりと注意を払い、トラブルを起こさずにオープンを迎えられるよう、担当者は様々な状況変化にも柔軟に対応していきます。完成までは、もうあとひと息です。
設営が完了し、「想い」が最終的なカタチとなり、これまでの努力が報われる日です。お客様や来場者たちの笑顔に、今までの努力や疲れも吹き飛ぶことでしょう。イベントや式典の場合は施工だけではなく、運営や進行という仕事を請け負うこともあります。会期終了後は、撤去が安全に行われるための配慮や、案件を通じてお客様から頂いた名刺などの情報管理、報告書の作成といったアフターフォローもさらなる受注に向けた大切な業務となっていきます。常設の展示施設などの場合は、竣工図の提出や保守契約の締結や、メンテナンスを行います。共に走り抜けたチームの仲間との間には、強い絆が生まれていること
でしょう。